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随分昔に乱歩せんせーの「人間椅子」を読んだ事があります。
別にエロ小説ではないのですが、なんとなく想像を掻き立ててワクワクしながら読んだ記憶があります。
内容は今でいうストーカーみたいなもんですよね!
革張りの大きな肘掛椅子の中に入って憧れの人気女流作家の自宅に入り込み、彼女の重みを感じ、
匂いを嗅いでひと時の甘い快楽にふけるという・・・
イスの中の恋「それはただ、触覚と、聴覚と、そしてわずかの嗅覚のみの恋でございます。
暗闇の世界の恋でございます。決してこの世のものではありません」
「これこそ、このイスの中の世界こそ、わたしに与えられた、ほんとうのすみかではないかと考えました。」
あまりにも切なく変態チックなお話ではありませんか・・・
しかしながら僕は想うのです。
もし腰掛の位置に顔があったらもっと甘美でエログロだったでしょう。
この主人公の家具職人もきっと想像したに違いないと。
そしてこの作品を読んだ人の中にもそう思った人が少なからずいるはずです。(僕のように)
この作品自体、家具職人の妄想だったというオチですが、
顔面騎乗だの人間便器だのはその妄想がエスカレートしたものでしょうね、
この作品は乱歩せんせーの若い頃ので、大正時代のものですが、
その頃から変態の考える事はあまり変わってないのかもしれません、これぞ大正浪漫ですか。
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