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電車が左カーブにさしかかる度に遠心力という力が作用し、
私の体は扉と二つの巨大な尻に挟まれ、そのた度にろっ骨がキシんだ。
「うぅ!」「はぁ、はぁ、・・・」息が苦しい・・・
こんな事がありえるのか?私はもう何十年もこの同じ車両に乗っているのだ、
同じ時間に乗り合わせる客の顔は大体わかっている、殆どの乗客は普段話こそしないが
”知った顔”だ。
今までこんな大柄な女性は見掛けた事がない、しかも二人も・・・ありえない。
次の瞬間電車が大きく揺れた!車内の乗客ごといっせいによろめく、私の足は目前の巨女に踏まれ、
ものすごい激痛が走った!「うぐっ!」と、同時にもうひとりの巨女の全体重がのしかかってきて、
私はよろめき倒れかかった。そして思いっきり顔にヒップアタックを喰らい、はじき飛ばされ、
扉にしこたま頭をぶつけた! 激痛に声も出なかった・・・
私はこのスシ詰めの車内で片膝をつき、頭をその巨大な尻で扉に押さえつけられているのだ。
どうなってんだ一体、なんでこんな目に・・・アナウンスが聞こえた。
「間もなくー、新小岩ー、新小岩に到着です。」
そうだ!扉が開く!もうすぐこちら側の扉が開くんだ!「大丈夫だ、冷静に!」私は自分に言い聞かせた。
ともかく降りよう!錦糸町までは次の電車でいけばいい。ほどなく電車は減速し始め到着のアナウンスが流れた。
「新小岩~新小岩~」私は安堵した。「扉が開く・・・助かった!」
が、私の安堵は一瞬で砕け散った!ガーッと扉が空いたと同時にとてつもなくデカい尻が私の目の前に現れたかと
思うと私の顔面に激突、体ごと車内に押し戻されたのだ!
私が降りる前にもうひとりの・・・つまり三人目の巨女が乗ってきたのである。
しかもギュウギュウ詰めの車内に巨尻をよじって後ろ向きに強印に乗り込んできたのだ。
私は軽い脳震とうを覚えた、涙で視界はかすみ、鼻はしびれて感覚がなかった。
「す、すみません、お、降りま・・」私の声は発射のアナウンスにかき消された。
いや、声にならなかったかもしれない。ともかく電車は無情にも動き出した・・・
私はこの電車の中で両膝をつき、頭を三つの巨大な尻に完全にはさまれてしまったのである・・・
=つづく=
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